この記事では、事故発生件数がポアソン分布に従う1件目控除つき保険の期待支払額を計算します。
事故の発生件数が平均パラメータ
1件目の事故に対しては支払いはなく、2件目の事故から、1件あたり
例えば、事故の総数が1件であれば、保険金は
また、例えば事故が4件であれば、
発生件数はポアソン分布に従うので、発生件数を確率変数
です。
支払われる保険金は、
です。
を求めてみましょう。
なので、結局のところ、
を求めればよいです。
となります。
ただし、
であることを最後に用いています。
従って、
なので
事故の発生件数が平均パラメータ
1件目の事故に対しては支払いはなく、2件目の事故から、1件あたり
このとき、期待支払額は、
となります。
おまけ:保険の合成としてみなす方法
また、この支払いパターンは、
事故の発生件数が平均パラメータ
事故1件目から、1件あたり
確率
というベルヌーイ分布(を
事故の発生件数が平均パラメータ
そして、事故の発生件数が平均パラメータ
とすると、
求めたい保険の支払額は、
となります。
つまり、期待支払額を求めるにはとりあえず
を求めれば良いことがわかります。
であり、
なので、
であることがわかります。
この考え方を応用すると、
基本となる保険から、ベルヌーイ分布に従う保険

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