LaTeXで改行や改ページをするコマンド

LaTeXは数式の表現に優れたタイプセッティングシステムであり、数学的なドキュメントや科学的な論文を作成する際に広く使用されています。数学や物理学に限らず、あらゆる分野で改行や改ページが頻繁に必要とされます。この記事では、LaTeXで改行や改ページをどのようにするかを詳しく解説します。

改行

個人的には、\\くらいしか使っていません!!!

コマンド動作
\\段落内での通常の改行
\newline\\ と同じ効果で改行する
\par段落の終了と新しい段落の開始
空行段落の終了と新しい段落の開始
(LaTeXソースコード上で空行を挿入する)
\linebreak[0]一定の強制力(強制力:最弱)で改行する。
\linebreak[1]一定の強制力(強制力:弱)で改行する。
\linebreak[2]一定の強制力(強制力:強)で改行する。
\linebreak[3]一定の強制力(強制力:最強)で改行する。
\nolinebreak[0]一定の強制力(強制力:最弱)で改行を抑制する。
\nolinebreak[1]一定の強制力(強制力:弱)で改行を抑制する。
\nolinebreak[2]一定の強制力(強制力:強)で改行を抑制する。
\nolinebreak[3]一定の強制力(強制力:最強)で改行を抑制する。

改ページ

LaTeXにおける改ページkomandoは、ページの分割に用います。

個人的には、\newpageしか使っていません!!!

コマンド動作
\pagebreak[0]一定の強制力(強制力:最弱)で改ページ。
\pagebreak[1]一定の強制力(強制力:弱)で改ページ。
\pagebreak[2]一定の強制力(強制力:普通)で改ページ。
\pagebreak[3]一定の強制力(強制力:強)で改ページ。
\pagebreak[4]一定の強制力(強制力:最強)で改ページ。
\newpage強制的にページを分割し、残りページに空白ができる場合でも改ページ。
\clearpageすべての浮動要素を出力した後、改ページ。
\nopagebreak改ページを抑制する。
改ページのLaTeXコマンド

LaTeXの改行・改ページコマンドは、ドキュメント全体の構造や見栄えを大きく左右します。今回の解説を参考に、自分のニーズに合ったコマンドを使いこなし、より読みやすく効果的なドキュメントを作成してください。

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