新着情報
-
Sherman-Morrison-Woodburyの公式の超簡単な証明をわかりやすく解説
この記事ではSherman-Morrison-Woodburyの公式の超簡単な証明をわかりやすく解説します。 Sherman-Morrison-Woodburyの公式 定理:Sherman-Morrison-Woodburyの公式 $latex A$を$latex n\times n$の正則行列、$latex U$を$latex n\times k$、$latex C$を$l... -
統計学の回帰分析におけるレバレッジの定義や性質をわかりやすく解説
この記事では回帰分析におけるレバレッジ(leverage)の定義をわかりやすく解説します。誤差項のある線形回帰モデル\begin{align*} y = X \beta + \varepsilon \end{align*}を考えます。ハット行列を\begin{align*} H = X \left(X^t X \right)^{-1} X^t \end... -
擬似逆行列により定義したハット行列は適切に直交射影であることを解説
この記事では、擬似逆行列によるハット行列の定義は適切に直交射影であることを解説最初に擬似逆行列の定義を確認しておきます。 定義:擬似逆行列(Moore-Penrose逆行列, 一般化逆行列) $latex A$を$latex n\times m$(複素)行列とする。$latex m\times n$(... -
射影だが直交射影でない行列の例をわかりやすく解説
この記事では射影だが直交射影でない行列の例をわかりやすく解説します。有限次元ユークリッド空間$latex \mathbb R^n$上での話をします。 定義:射影行列 行列\begin{align*} P: \mathbb R^n \rightarrow \mathbb R^n\end{align*}は、冪等性、つまり\begi... -
線形回帰モデルで制限付きモデルとの残差平方和の差がカイ二乗分布に従うことを証明!!!
この記事では線形回帰モデルで制限付きモデルとの残差平方和の差がカイ二乗分布に従うことを証明します。 線形回帰モデルの設定 \begin{align*} y = X \beta + \varepsilon, \quad \varepsilon \sim N(0, \sigma^2 I) \end{align*}という線形回帰モデルを... -
多変量標準正規分布の対称冪等行列による2次形式がカイ二乗分布に従うことの証明
この記事では多変量標準正規分布の対称冪等行列による2次形式が、冪等行列のランクを自由度とするカイ二乗分布に従うことを証明します。つまり主張は次のとおりです。 命題 $latex x$を$latex n$次元多変量標準正規分布\begin{align*} x \sim N (0, I)\end... -
多変量標準正規分布の直交行列による変換も多変量標準正規分布であることの証明!!!
この記事では、多変量標準正規分布の直交行列による変換も多変量標準正規分布であることを証明します。 $latex x$を$latex n$次元の多変量標準正規分布に従うとします。つまり、\begin{align*} x \sim N(0, I )\end{align*}とします。\begin{align*} Q \in... -
線形回帰モデルにおいて全要素が1のベクトルがハット行列の不動点であることの証明
この記事では線形回帰モデルにおいて全要素が1のベクトルがハット行列の不動点であることの証明をします。全要素が1のベクトルを\begin{align*} e = (1, 1, \ldots, 1 )^t \in \mathbb R^n\end{align*}で表記します。線形回帰モデルを\begin{align*} y = X... -
指数分布の順序統計量の期待値の導出をわかりやすく解説!!
この記事では指数分布の順序統計量の期待値の公式の導出をわかりやすく解説します。\begin{align*} X_1, X_2, \ldots, X_n \sim Exp(\lambda), \text{i.i.d.}\end{align*}とします。$latex X_1, X_2, \ldots, X_n$を昇順にならべ、下から$latex i$番目の値... -
線形回帰モデルの残差平方和RSSの期待値を導出する方法をわかりやすく解説!!
この記事では残差平方和RSSの期待値の導出をわかりやすく解説します。まず最初に残差平方和がなんであったかを確認しておきます。線形回帰モデル\begin{align*} y = X \beta + \varepsilon\end{align*}を考えます。ただし$latex \varepsilon \sim N(0, \si... -
確率ベクトルの2次形式の期待値の公式をわかりやすく証明!!
この記事では確率ベクトルの2次形式の期待値の導出をわかりやすく証明します。ここで、$latex n$次確率ベクトルとは、確率変数$latex X_1, \ldots, X_n$を並べたベクトル\begin{align*} x = (X_1, X_2, \ldots, X_n) \end{align*}のことです。$latex (i,j)... -
双線形形式をtraceによって表現するトリックをわかりやすく解説
この記事では双線形形式をtraceによって表現するトリックを説明します。ただし、この記事内で$latex x, y \in \mathbb R^n$の$latex n$次正方行列$latex A \in M_n$による双線形形式というと、\begin{align*} x^t A y\end{align*}を指すこととします。 命... -
Pythonの__eq__とは何かをわかりやすく解説!!!!!
この記事では__eq__が何かを、実装例も合わせて超簡単に説明します。 __eq__ __eq__ とは、Python において「==」演算子が呼び出される際に挙動を定義するための特別なメソッド(特殊メソッド)のことです。クラスのオブジェクト同士の等価比較を行う際に... -
ハット行列のトレースが回帰係数の数と一致することの証明を超簡単に解説
この記事ではハット行列のトレースが回帰係数の数と一致することの証明を超簡単に解説します。ほぼ自明ですが。この事実は、残差平方和の期待値を求める上でクリティカルな役割を果たします。\begin{align*} y = \beta_0 + x_1 \beta_1 + \cdots + x_{p-1}... -
冪等行列Aはrankとtraceが一致することの証明をわかりやすく解説!!!
この記事では「冪等行列ならばrankとtraceが一致すること」の証明をわかりやすく解説します。冪等行列を$latex A$で表記することにします。 行列のtraceは、固有値の総和に一致することを思い出しておきます。冪等行列$latex A$の固有値は、$latex 0, 1$の... -
冪等行列Aに対してrank(I-A)=dimKerAであることの証明
この記事では冪等行列Aに対して$latex \textrm{rank}(I-A)=\textrm{dim} \textrm{ker}A$であることを証明します。 まず$latex n$次正方行列$latex A$を冪等行列、つまり\begin{align*} A^2 = A\end{align*}を満たす行列とします。次の事実が成り立ちます。... -
実対称な冪等行列の対角成分が0以上1以下であることの証明
この記事では実対称な冪等行列の対角成分が0以上1以下であることを証明します。 最初に冪等行列の定義を確認しておきます。正方行列$latex A$は、\begin{align*} A^2 = A \end{align*}を満たすときに、冪等行列といいます。 命題: $latex A$を実対称な冪... -
標準的な条件下でスコア関数の期待値が0であることの証明
この記事では、標準的な条件下でスコア関数の期待値が0であることを証明します。 まず、スコア関数を定義します。確率変数$latex X$を、パラメータ$latex \theta$をもち、確率密度関数が$latex f_X(\cdot; \theta)$である確率変数とします。 スコア関数は... -
アーラン分布の生存関数を計算する方法を解説!!
アーラン分布の生存関数をポアソン分布から計算する方法を解説します。最初にアーラン分布を思い出しておきましょう。 定義:アーラン分布 正の整数$latex k$と正の実数$latex \mu$をパラメータとするアーラン分布とは、確率密度関数\begin{align*} f(x) = ... -
条件付き裾野期待値の計算方法をわかりやすく解説!!!
この記事では条件付き裾野期待値の計算方法をわかりやすく解説します。条件付き裾野期待値(Conditional Tail Expectation)と言っているのは、確率変数$latex X$に対して\begin{align*} E(X \mid X > x) \end{align*}この積分のことです。 文献によってはこ... -
ハザード関数から生存関数を復元する計算を解説
この記事ではハザード関数から生存関数を導出する方法を解説します。 命題:ハザード関数から生存関数を復元 $latex X$を確率変数、$latex h$を$latex X$のハザード関数、$latex S$を$latex X$の生存関数とする。このとき、\begin{align*}S(x) = e^{ - \in... -
指数分布の確率密度関数との積分をする時の部分積分公式
この記事では、指数分布の確率密度関数との積分をする時の部分積分公式を解説します。よくある状況を考えるために、$latex f(x) \in C^\infty$とし、$latex ^\exists{N} \in \mathbb N$\begin{align*} \frac{d^N}{dx^N}f(x) = 0 \end{align*}という状況を... -
略算平均余命の再帰式の導出方法を簡単に解説!
この記事では略算平均余命の再帰式の導出方法を解説します。 記号の復習をしておきます。$latex x$歳の人が$latex k$年生きる確率を、\begin{align*} {}_k p_{x} = \frac{l_{x+k}}{l_x}\end{align*}という記号で表記します。$latex x$歳の人が、$latex x +... -
1/√(1+x^2)の積分の計算方法をわかりやすく解説
この記事では1/√(1+x^2)の積分の計算方法を解説します。つまり、\begin{align*} \int \frac{1}{\sqrt{1 + x^2}} dx \end{align*}の計算方法を解説します。余談ですが、京都大学の女性募集枠特色入試の数学サンプル問題でこの積分が使える場面がありました... -
略算平均余命が生存確率の総和と一致することの証明をわかりやすく解説
この記事では、略算平均余命(Curtate Life Expectancy)が生存確率の総和と一致することを証明します。 記号の準備をします。 $latex x$歳の人の人口を、\begin{align*} l_x\end{align*}という記号で表記します。 $latex x$歳の人が$latex k$年生きる確率を... -
2つのポアソン過程の一方が先にイベントを発生する確率を解説!!!
この記事では2つのポアソン過程の一方が先にイベントを発生する確率を解説します。 命題:2つのポアソン過程の発生順序 $latex \{A_t \}_t, \{B_t \}_t$を2つの独立なポアソン過程とし、それぞれ強度(intensity)は$latex \lambda_a, \lambda_b$であるとし... -
指数分布の指数関数がパレート分布であることをわかりやすく解説!!!
この記事では、指数分布の指数関数がパレート分布であること、つまり、パレート分布の対数変換が指数分布であることを解説します。 パレート分布がなんだったかを思い出しておきます。最小値パラメータ$latex x_m >0$、形状パラメータ$latex a$のパレート... -
パラメータがガンマ分布のポアソン混合分布が負の二項分布である証明をわかりやすく解説!!!
この記事ではパラメータがガンマ分布のポアソン混合分布が負の二項分布である証明をわかりやすく解説します。 まず初めに、ガンマ分布とポアソン分布について思い出しましょう。 パラメータ$latex \alpha , \beta$のガンマ分布$latex \Gamma(\alpha, \beta... -
標準正規分布をカイ二乗分布のルートで割るとt分布が導出できることの証明
この記事では、標準正規分布をカイ二乗分布のルートで割るとt分布が導出できることをわかりやすく解説します。 定義:t分布 自由度$latex n$のt分布とは、確率密度関数が\begin{align*} f(x) = \frac{1}{\sqrt{n \pi}} \frac{\Gamma(\frac{n+1}{2})}{\Gamm... -
指数分布の和がアーラン分布であることの証明をわかりやすく解説
この記事では指数分布の和がアーラン分布であることを証明します。 まずはじめに、アーラン分布について思い出しておきます。 定義:アーラン分布 正の整数$latex k$と正の実数$latex \mu$をパラメータとするアーラン分布とは、確率密度関数\begin{align*} ... -
株式評価モデルのフランチャイズ価値モデルを導出する方法をわかりやすく解説
この記事では、フランチャイズ価値モデル(Franchise Value Model)の導出をします。フランチャイズ価値モデルは、成長機会現在価値(PVGO: Present Value of Growth Opportunities)モデルともいいます。 まず、基本的な仮定として、将来にわたり企業の自... -
ポートフォリオの標準偏差の銘柄比率に関する勾配の求め方
この記事ではポートフォリオの標準偏差の重みに関する勾配を求めます。 $latex X_1, \ldots, X_n$を、標準偏差が$latex \sigma_1, \ldots, \sigma_n$である確率変数とします。$latex w_1, \ldots, w_n \in \mathbb (0,1)$を、\begin{align*} w_1 + \ldots ... -
標準正規分布の二乗が自由度1のカイ二乗分布であることの証明をわかりやすく解説!!!!
この記事では標準正規分布の二乗が自由度1のカイ二乗分布であることの証明をします。 まず最初にカイ二乗分布の確率 定義: カイ二乗分布 自由度$latex k$のカイ二乗分布の確率密度関数は、\begin{align*} f(x) = \begin{cases} \frac{\left( \frac{1}{2}\r... -
事故発生件数がポアソン分布に従う1件目控除つき保険の期待支払額の計算方法
この記事では、事故発生件数がポアソン分布に従う1件目控除つき保険の期待支払額を計算します。 事故の発生件数が平均パラメータ$latex \lambda$のポアソン分布に従うとします。1件目の事故に対しては支払いはなく、2件目の事故から、1件あたり$latex L$円... -
一様分布の分散の求め方をわかりやすく解説
この記事では一様分布の分散の求め方を解説します。 命題: 一様分布の分散 確率変数$latex X$は一様分布$latex U(a, b)$に従うとします。このとき、\begin{align*} V(X) = \frac{(b-a)^2}{12} \end{align*}が成り立ちます。 実際に計算してみましょう。 一... -
二項分布が再生性をもつことを積率母関数を用いて証明する方法を解説
この記事では二項分布が再生性をもつことを積率母関数を用いて証明する方法を解説します。 命題: 二項分布の再生性 $latex X$をパラメータ$latex n, p$の二項分布$latex Bin(n, p)$に従う確率変数とし、$latex Y$をパラメータ$latex m, p$の二項分布$latex... -
二項分布の積率母関数の求め方をわかりやすく解説!!!
この記事では、二項分布の積率母関数(モーメント母関数)の求め方を解説します。 確率変数$latex X$の積率母関数とは、\begin{align*} M_{X}(t) = E(e^{tX}) \end{align*}により定義される関数のことでした。 結論から述べると、 命題: 二項分布の積率母関... -
正規分布が再生性をもつことの証明をわかりやすく解説!!
この記事では、正規分布が再生性をもつことの証明をします。 $latex X, Y$をそれぞれ独立な正規分布$latex N(\mu_1, \sigma_1^2), N(\mu_2, \sigma_2^2)$に従うとします。つまり、\begin{align*} X \sim N(\mu_1, \sigma_1^2),\quad Y \sim N(\mu_2, \sigm... -
ポアソン分布が再生性をもつことの証明をわかりやすく解説!!!
ポアソン分布の再生性、つまり独立なポアソン分布に従う確率変数の和もまたポアソン分布に従うことを証明します。 命題: ポアソン分布の再生性 $latex X \sim Po(\lambda_1), Y \sim Po(\lambda_2)$で、互いに独立であるとします。このとき、\begin{align*... -
生存関数から期待値を求める方法を解説!!!
今回は、生存関数を用いて確率変数の期待値を求める方法について詳しく解説します。数学的な導出だけでなく、直感的な理解や具体的な例も交えて説明していきます。 定義 確率変数$latex X$に対して、\begin{align*} S(t) = P( t \leq X)\end{align*}を$lat... -
ポアソン分布の最頻値の求め方をわかりやすく解説!
統計学や確率論において、ポアソン分布はランダムな事象の発生をモデル化する際に非常に重要な確率分布です。特に、一定の時間や空間内での稀な事象の発生回数を扱う場合によく用いられます。 本記事では、ポアソン分布の最頻値(モード)の求め方について... -
二項分布の単峰性(unimodality)の証明をわかりやすく解説!
二項分布が単峰性(unimodality)を満たすことを証明します。まず単峰性の定義を確認しましょう。 定義: 単峰性(unimodality) 離散型の確率変数$latex X$は、\begin{align*} P(X = 0) \leq P(X = 1) \leq \cdots \leq P(X = k) \geq P(X = k+1) \geq \cdots ... -
二項分布の最頻値の求め方をわかりやすく解説!
統計学や確率論において、二項分布は非常に重要な確率分布の一つです。これは、成功確率が一定の試行を複数回行ったときの成功回数を表す分布です。二項分布の特性を理解することは、データ分析や統計的推測を行う上で不可欠です。 本記事では、二項分布の... -
指数分布の中央値の求め方をわかりやすく解説!
指数分布は、連続確率分布の一種で、事象の発生間隔が独立かつ同一の確率で発生する場合に使用されます。この記事では、指数分布の中央値の求め方を解説します。 確率変数がパラメータが$latex \lambda$である指数分布に従うとは、確率密度関数が、\begin{... -
deferredキャッシュフローの修正デュレーションの計算方法を解説
投資やリスク管理の分野では、キャッシュフローのタイミングや金額の変動を考慮した評価が非常に重要です。特に、キャッシュフローが将来に繰り延べられる場合(Deferred Cash Flows)、その評価には特別な注意が必要です。本記事では、「Deferredキャッシ... -
対称な山型キャッシュフローの現在価値の計算方法を解説
ビジネスや投資の世界では、キャッシュフローのパターンはさまざまです。その中でも、支払い金額が期間の経過とともに増加し、その後減少する「山型キャッシュフロー」は特異なパターンとして知られています。現実の世界で綺麗に山型キャッシュフローとな... -
元金均等返済で金を貸した時の真の利回りである内部収益率(IRR)の計算方法を解説
$latex L$円を$latex T$期間で元金均等返済で貸し出すことを考えます。各期の金利は$latex i$で、支払いは各期末に発生します。受け取った返済金は、その期末にすぐに各期の利率$latex j$で再投資するものとします。現在を$latex 1$期の始まりと仮定し、各... -
逆関数法による確率変数の生成をわかりやすく解説
乱数生成は統計やシミュレーションにおいて非常に重要な役割を果たします。特に、特定の確率分布に従う確率変数を生成することは、統計モデリングや金融工学など多くの分野で必要です。その一つの方法として「逆関数法」がよく使われます。今回は、この逆... -
大学数学系ブログは収益が少ないので多分稼げない
数学が好きで、大学で学んだ内容をブログに書きたいと思う人は多いかもしれません。しかし、残念ながら「広告収入だけで稼ぐ」のはほぼ無理です。多分、サーバー代とかドメイン代で赤字になります。 広告収入がどれくらいか Google Adsenseの広告収入に関... -
棄却法によるサンプリングで確率変数を生成する方法をわかりやすく解説
確率分布に従った乱数を生成する方法は多く存在しますが、複雑な分布では直接サンプリングが難しいことがあります。そんなときに役立つのが 棄却法(Rejection Sampling) です。この記事では、棄却法の原理と使い方について、わかりやすく解説します。 こ... -
年金現価と年金終価の逆数の差が金利と一致することを解説
本記事では、年金現価と年金終価という2つの重要な概念を中心に、その逆数の差が金利に等しくなるという興味深い関係式について詳しく解説します。 まず、記号を導入します。各期の金利を$latex i$で表します。$latex n$期間、毎期末に1ずつ払う年金の現価... -
年金終価の期始払いと期末払いの再帰的関係式の導出を解説
金融計算や資産運用において、「年金終価」は重要な概念です。特に、支払いのタイミングによって「期始払い」と「期末払い」の2種類が存在し、それぞれの将来価値(終価)は異なります。本記事では、これら2つの年金終価の再帰的関係式を導出し、その背後... -
借金やローンの元利金等返済の合計支払い利息の計算式をわかりやすく解説
元利均等返済とは、毎月の支払い額が一定で、元金と利息が混ざった形で返済していく方式です。毎月支払う額が固定されているので、計画的に返済がしやすいのが特徴です。 返済初期は、利息が大きく、元金返済が少ない。返済が進むにつれて、元金部分の返済... -
借金やローンの元利均等返済の計算式の導出を超簡単に解説
ローンを組むとき、毎月支払う金額が一定になる元利金等返済はとても一般的です。この仕組みを理解することは、金融計画にも役立ちます。この記事では、この元利金等返済の公式を、できるだけ簡単に説明します。 元利均等返済は、毎月の返済額が一定になる... -
累減年金の現在価値の公式をわかりやすく解説
毎期減少していく期末払い年金の現在価値を計算してみます。記号として、$latex n$期間の期末払い確定年金の現在価値を$latex a_n$で表記することにします。割引率を$latex v$で表すことにします。 命題 paymentが\begin{align*} n, n-1, n-2 , \ldots, 1 ... -
パー債券の修正デュレーションが期末払い確定年金現価と一致することの証明
パー債券とは、額面価格と同じ価格で発行される債券のことです。通常、債券にはクーポン(利息)が付いており、一定の期間ごとに投資家に支払われます。パー債券では、このクーポン率が市場利率と一致しているため、額面通りの価格で取引されます。 設定お... -
ベースフード・ベースブレッドを解約する方法をわかりやすく解説
ベースフード(BASE FOOD)は、健康を意識した完全栄養のパンとして多くの人に愛用されています。しかし、ライフスタイルの変化や個人の好みによって解約を考えることもあるでしょう。この記事では、解約の手順をステップごとに詳しく解説していきます。 B... -
確率変数の二乗の確率密度関数の求め方をわかりやすく解説
確率変数の二乗の確率密度関数の求め方を簡単に解説します。 確率変数の二乗の確率密度関数の求め方をわかりやすく解説 連続型の確率変数を想定しています。まず最初に、適当な確率変数$latex X$に対して、\begin{align*} f(x) = \partial_x F(x)\end{alig... -
LaTeXで改行や改ページをするコマンド
LaTeXは数式の表現に優れたタイプセッティングシステムであり、数学的なドキュメントや科学的な論文を作成する際に広く使用されています。数学や物理学に限らず、あらゆる分野で改行や改ページが頻繁に必要とされます。この記事では、LaTeXで改行や改ページをどのようにするかを詳しく解説します。 -
限界代替率の計算方法をわかりやすく解説!!
限界代替率(MRS: Marginal Rate of Substitution)とは、経済学において消費者の選好を表現する重要な概念であり、特定の財の組み合わせにおいて、ある財を1単位追加で得るために、他の財をどれだけ犠牲にできるかを示します。 -
LaTeXでテンソル積や直和のコマンド|クロネッカー積も
LaTeXは数式の表現に優れたタイプセッティングシステムであり、数学的なドキュメントや科学的な論文を作成する際に広く使用されています。特に数学や物理学の分野では、テンソル積や直和の表記が頻繁に必要とされます。この記事では、LaTeXでテンソル積や直和の記号をどのように表現するかを詳しく解説します。 -
LaTeXで不等号や等号のコマンド|否定スラッシュや近似記号つき
LaTeXは数式の表現に優れたタイプセッティングシステムであり、数学的なドキュメントや科学的な論文を作成する際に広く使用されています。特に数学の分野では、等号や不等号の表記が頻繁に必要とされます。この記事では、LaTeXで等号や不等号の記号をどの... -
エッジワースボックスの契約曲線やコア配分をわかりやすく解説!
経済学におけるエッジワースボックスは、複数の個人が互いに利益を最大化するために財をどのように交換するかを考える上で、パレート最適な点を視覚的に表現するための便利な図です。 -
経済学の弾力性とは?計算式をわかりやすく解説!!
経済学において「弾力性」とは、ある変数(例えば価格や所得)が変動したときに、他の経済変数(例えば需要や供給)がどの程度応答するかを測る指標です。この概念は、市場の反応を理解し、価格設定や政策立案において重要な役割を果たします。 -
LaTeXでルート(平方根)やn乗根のコマンド | 高さ調整の方法
LaTeXは数式の表現に優れたタイプセッティングシステムであり、数学的なドキュメントや科学的な論文を作成する際に広く使用されています。特に数学の分野では、ルート記号(根号)の表記が頻繁に必要とされます。この記事では、LaTeXでルート記号をどのように表現するかを詳しく解説します。 -
ソローモデルとは?計算式や定常状態をわかりやすく解説!!
ソローモデルは、マクロ経済学における経済成長理論の一つで、1956年にロバート・ソローによって提唱されたものです。このモデルは、経済がどのように成長し、時間とともにどのように変化するかを理解するためのフレームワークを提供します。 -
独学で日商簿記2級に100時間でギリ合格した裏技勉強方法を完全解説
日商簿記2級の試験は、その実践的な内容と多岐にわたる出題範囲から、多くの受験者にとって簡単とは言えません。しかし、効率的な勉強方法と適切な戦略を用いることで、短期間でも合格は十分に可能です。ここでは、独学でわずか100時間の学習で合格するための裏技を紹介します。 -
多項式カーネルの性質・半正定値性や一次独立性の証明をわかりやすく解説
多項式カーネルの半正定値性と一次独立生の証明をわかりやすく解説します。 -
レバレッジ型ETFがなぜ逓減するかを数学的にわかりやすく解説
レバレッジ型ETFには「逓減(decay)」と呼ばれる現象が存在し、これは長期投資におけるリスク要因となります。逓減とは、オリジナルの指標ではレンジでもとの価格に戻ってきているのに、レバレッジ型ETFの価格はもとの価格よりも低くなってしまう現象のことを指しています。この記事では逓減が発生する理由や原因を数学的に解説します。 -
ケリー基準の導出をわかりやすく解説!!
ケリー基準は、ある賭けの勝利確率、敗北時に失う金額、そして勝利した場合に得られる金額を基にして、その賭けに投じるべき資金の割合を計算します。この基準に従うことで、長期的に見て資金を効率的に増やすことができます。 -
離散一様分布の期待値と分散の導出をわかりやすく解説
この記事では、離散一様分布の期待値と分散の導出をわかりやすく解説します。 -
「次の数列の一般項を求めよ」という問題が青少年の健全な育成を妨げる理由
小中高生向け数学の問題の中でも特に微妙なものの一つが、「次の数列の一般項を求めよ」という問題です。学生はしばしば、与えられた数列のパターンを見つけ、その一般項を導き出すよう求められます。しかし、この種の問題には答えが一意に定まらないという問題があります。 -
カバーなし金利平価とカバーあり金利平価の違いをわかりやすく解説
金利平価(Interest Rate Parity, IRP)は、為替レートの動きを予測する上で重要な役割を果たします。カバー付き金利平価(Covered Interest Parity, CIP)とカバーなし金利平価(Uncovered Interest Parity, UIP)の主な違いは、為替リスクをヘッジするかどうかです。 -
Σsin(nx)/nが各点収束することをわかりやすく解説!!!
$latex \sum \frac{\sin nx}{n}$という級数が各点収束することを証明します。 -
n次正方行列の相異なる固有値に対する固有ベクトルは一次独立であることの証明!!
n次正方行列の相異なる固有値に対する固有ベクトルは一次独立であることを証明します。 -
海外投資の自国通貨建て予想収益率の近似式をわかりやすく解説!
本記事では海外投資の自国通貨建て予想収益率の近似式をわかりやすく解説します。 -
忠実関手と充満関手の定義をわかりやすく解説
関手の忠実性と充満性とは、射の集合に制限した時に単射および全射となる関手のことである。 -
三角関数のラプラス変換をわかりやすく解説!!
この記事では、sinやcosなどの三角関数のラプラス変換をわかりやすく解説します。 -
1/(x^3+1)の不定積分をわかりやすく解説
この記事では$latex \frac{1}{x^3 + 1}$の不定積分をわかりやすく解説します。 -
VaR(バリューアットリスク)が整合的リスク尺度でないことを解説!
VaR(バリューアットリスク)はリスクマネジメントにおいて解釈が容易であることから多用されるリスク尺度ですが、整合的リスク尺度でないという観点からリスク尺度として不適当であるという指摘があります。本記事ではVaRが整合的リスク尺度でないことをわかりやすく解説します。 -
確率優越の考え方についてわかりやすく解説
複数のランダムな出来事に直面した際に、最も好ましい選択をする意思決定の基準として、「確率優越」という考え方が役に立つことがあります。 -
sinとcosの積の積分の解き方をわかりやすく解説!
三角関数の微分や積分を学習している途中で、三角関数の積を積分するような練習問題に遭遇することがあります。この記事ではそのような積分の計算方法を具体例とともにわかりやすく解説します。 -
最小二乗法の式を偏微分を用いて導出する方法をわかりやすく解説
最小二乗法は、実際のデータの値と予測値の誤差を最小化することによりモデルのパラメータを選ぶ方法のうちの一つです。この記事では最小二乗法の式を偏微分を用いて導出する方法をわかりやすく解説します。 -
xe^(x^2)の微分とマクローリン展開を計算する裏技をわかりやすく解説
この記事では$latex xe^{x^2}$の微分とマクローリン展開をわかりやすく解説します。大学1年生の微積分の講義でしばしば扱われる関数であるので、暇な人は確認しておきましょう。 -
学習曲線と経験曲線効果と計算方法についてわかりやすく解説
学習曲線と経験曲線効果は、生産や作業の効率が経験や繰り返しによって向上する現象を数学的にモデル化したものです。この現象は、特に製造業において重要な意味を持ち、コスト削減や生産性向上の戦略を立てる上で役立ちます。 -
e^{ax}とe^{bx}が一次独立であることの証明をわかりやすく解説!
この記事では、$latex a \neq b$であるとき、2つの指数関数$latex e^{ax}, e^{bx}$が一次独立であることを証明します。これを理解するためには、まず一次独立の定義から始め、次に関数空間における一次独立の概念を説明し、最後に実際の証明を行います。 -
選好の単調性と凸性をわかりやすく解説!!
選好の単調性と凸性は、経済学における消費者の選好に関する概念の一つです。ここでの「選好」とは、消費者がある消費計画を他の消費計画よりも好むかどうか、またはその逆かを示すものを指します。 -
下方部分積率とは?定義と計算方法をわかりやすく解説!!
下方部分積率(Lower Partial Moment:LPM)は、投資のリスク評価に使用される統計的手法の一つです。特に、金融経済学やポートフォリオの最適化の文脈で使用されることがあります。 -
1/(e^x+1)の積分計算を超簡単にわかりやすく解説!!
$latex e^x$や$latex e^{-x}$の積分を計算することは難しくないですが、$latex \frac{1}{e^x + 1}$の積分を計算するのは若干難しいのではないでしょうか。この記事では、この積分計算をわかりやすく解説します。 -
ポアソン分布とは?導出をわかりやすく解説
ポアソン分布はイベントの発生間隔が指数分布に従うと仮定したとき、一定の時間に発生するイベントの回数の分布を表現しています。この記事では、ポアソン分布の導出をわかりやすく解説します。 -
無記憶性をもつ連続型確率分布が指数分布のみであることを解説
無記憶性を有する連続型確率分布に関する重要な事実として、無記憶性を持つ連続型確率分布が指数分布のみであることを解説する。 -
(f(x))^xの微分の導出をわかりやすく解説
$latex (f(x))^x$の微分をどうやって計算するかを分かりやすく解説します。高校数学でこの微分を導出させられることは少ないでしょうが、大学生であれば1年生の微分積分の講義で扱うことは非常に多いでしょう。 -
PythonでYouTube動画の変化のあるフレームだけを抜き出してキャプチャする方法
この記事ではYouTube動画における「変化のあるフレーム」、つまりシーンが大きく変わる瞬間や重要なポイントをOpenCVとPytubeを使い、自動で見つけ出してキャプチャする方法について解説します。 -
行列のアダマール不等式の証明をわかりやすく解説
行列のアダマール不等式は正方行列の行列式と列ベクトルの積の関係を与える不等式です。 -
単射・全射・全単射の違いをわかりやすく解説
写像が単射・全射・全単射であるとはどういうことかについて、具体例を交えてわかりやすく解説します。大学数学の初めの段階では、関数や写像といった基本的な概念を学びますが、特に、単射であるか全射であるかということは非常に重要ですので、必ずマスターしておきましょう。 -
ガンマ分布の意味や性質と導出をわかりやすく解説
ガンマ分布は、一定の発生確率をもつ独立なイベントが特定の回数発生するまでの待機時間が従う確率分布です。この分布は確率論や統計学における基本的なもので、その応用範囲は非常に広く、工学や経済学など多岐にわたります。この記事ではガンマ分布の意味や性質と導出をわかりやすく解説します。 -
チェビシェフの不等式の証明をわかりやすく解説
チェビシェフの不等式は、確率変数が特定の値から離れている確率を評価する不等式です。確率論や統計学における基本的かつ重要な不等式です。 -
連続な加法的関数が線形関数に限ることの証明をわかりやすく解説
加法的関数に連続性を仮定すれば、線形関数に限ることを証明します。 -
行列の積が結合則を満たすことの証明をわかりやすく解説
行列の積が結合則を満たすことの証明をわかりやすく解説。数学の基礎である線形代数のうち、行列の積の性質は非常に重要です。今回は行列の積の性質のうち、結合側を証明します。 -
整数全体は実数全体の部分位相空間として離散位相空間であることの証明
整数全体は実数全体の部分位相空間として(相対位相をいれて)離散位相空間であることの証明をわかりやすく解説します。
12